そもそもパラレルキャリアって?

前回の記事では、この「ブログはどんな人に伝えたいのか」「何を伝えたいのか」を書きましたが、
今回はもう少し踏み込んで「そもそもパラレルキャリアって何?」「どんな感じではじめたの?」など書いていきたいと思います。

パラレルキャリアとは?

パラレルキャリアとよく混同される副業との違いも含めて、派遣のアデコさんの方より引用させていただきますと以下のようになります。

パラレルキャリアと副業の違いとは?

複数の職業を持つという意味では、パラレルキャリアも副業も同じですが、この2つの働き方の大きな違いは「目的」です。副業が副収入を目的とする一方で、パラレルキャリアはキャリアアップやスキルアップ、本業では得られない経験などを目的としており、必ずしもそこに収入が伴うとは限りません。
2つの働き方の違いを知るためにも、それぞれの特性を詳しく見ていきましょう。

  • パラレルキャリア
    パラレルキャリアは、オーストリア人経営学者のピーター・ファーディナンド・ドラッカーによって提唱された言葉で、本業を持ちながら、第二の活動をすること。第二の活動には明確な定義はなく、別の企業への就職や自営業、ボランティア活動のような社会貢献など、収入を目的としないさまざまな場所での活動を指しています。ひとつの仕事を本業ととらえず、すべての仕事や活動に本業と同じように取り組むことがあるため、パラレルキャリアは「複業」ともいわれています。
  • 副業
    副業は、報酬を目的に、本業とは別の仕事を行うことを指します。パラレルキャリアとは違い、必ず収入を伴う活動のため、スキルアップや自己実現を必須としません。
https://www.adecco.co.jp/useful/work_style_19#:~:text=%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%20%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AF,%E6%B4%BB%E5%8B%95%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

まさに自分のスタートもそんな感じだったので、分かりやすいなと思い引用させていただきました。

次章で詳しく書きますが、私の場合は
「お金目的から始めるのではなく、楽しい事やってたらいつの間にか経験値が増えて仕事になっていった」
だったので、副業というよりパラレルキャリアという感じかなと思っています。

どんな感じでパラレルキャリア始めたの?

私はIT関係の会社で社員だったのですが、たまたま持っていたカメラが複業になっていきました。
しかし最初は仕事にする気は全くありませんでした。
だって私は写真学校も出ていなければ、カメラマンになりたいと思った事もなかったし、
当時はまだデジタルカメラの黎明期で、プロの現場ではフィルムも多かった時代です。
フィルムカメラも触った事あるとはいえデジタルで撮っていた自分が、プロになんかなれる訳ないと思っていました。

そんな感じで、カメラマンになろうなんて微塵も思ってなかった自分に転機が訪れたのは、
バンドをやってる友達から
「今度ツアー行くんだけど、カメラ持ってるでしょ?一緒に行って写真撮ってくれない?」
と連絡をもらった事でした。
バンドメンバーもみんな友達だったので「なんか楽しそうだから行くよ!」と言って行ったのが、
今思うと運命の変わり目でした。

当時自分は子供が生まれて、子供を撮るためにニコンのD50というエントリー機(レンズセット)を買っていて、それを知っていた友達からの連絡でした。
しかしプロでもなければステージ写真は撮った事ない。
でもせっかく行くのだから、できるだけいい写真を残したい。
そう思って、写真学校に行っていた友達に少し良いカメラを借りてツアーに同行しました。

5日間だったかな?京都、大阪、金沢、名古屋、東京と弾丸で周った気がします。(覚えてないw)
初日はもちろん初めての撮影。
たしか最初はオートで撮りましたw
でも全然撮れない。
思ったのと違う。
でもステージは進んでいく。

しばらく撮った後で「露出はこの状態でシャッタースピードはこうしたい」と思い、
マニュアルにして撮り始めたところ、自分のイメージに近い写真が!!
「こういう事か!」と思い、マニュアルで良い所を探りながら、ひたすら良い一瞬を求めてシャッターを切り続けました。
お作法も全然知らないのでストロボも炊きまくり。
でもおかげで初日が終わる頃には
「このシャッタースピードと露出だとこうなるのか」
「ストロボの有無でこんな感じで違うのか」
など、自分の撮影と結果として出る写真が結びついてくるようになりました。

ライブが終わればバンドメンバーと飲み明かして、交代でハイエースを運転しながら次の会場へ。
そしてまた撮る。
そして昨日とまた違う壁にぶつかる。
試行錯誤してまた撮る。
こんな事を数日間繰り返すうちに、
中央値というか平均値というか、大体の勘所みたいなのが掴めてきました。
今思うと、ツアーという同じ被写体を連日違う環境で撮影した事で、
被写体に依存しない違いを感じながら試行錯誤できたのが良かったのだと思います。
そして終盤ではすっかり撮影が楽しくなり「もっと撮りたい!」と思うようになっていました。

長くなってしまったので続きはまたの機会に書きたいと思いますが、
そのツアーをきっかけに写真の面白さ、楽しさを知り、
東京に戻った後は連日連夜友達のライブを撮影させてもらうようになり、
気づけば世界で活躍する人を撮影する機会をいただき、
そこからレギュラーでレジェンドと呼ばれる人たちを撮影させてもらえるように。
そして企業からの案件もいただくようになり、
いつの間にか「プロカメラマン」と呼ばれるようになっていました。

でも最初は「なんか楽しそう!」から始まったのです。

自分の中でパラレルキャリアは結果論かなと思っています。
もちろん最初から計画的にできる人もいると思うけど、
「なんか楽しそうだから!」
で始めてみてもいいのかもと思っています。
だって楽しくなかったら続けられないですよね。
続けていると、予想もしてなかった景色を見られる時がある。
そんな経験の積み重ねが、いつかしか自分を成長させてくれるのだと思います。
パラレルキャリアはそんな可能性を広げてくれる、一つの方法だと思っています。

この記事で伝えたい事まとめ

  • パラレルキャリアって?副業とどう違うの?
  • どんな感じでパラレルキャリア始めたの?
  • 「なんか楽しそう!」で始めてみてもいい
  • 楽しくなかったら続けられない
  • パラレルキャリアは自分の可能性を広げてくれる一つの方法

最後に

長々と自分の事を書いてしまいましたが、
次回は「パラレルキャリアのメリット・デメリット」などについて書きたいと思います。
具体的なおすすめツールなども紹介していきたいと思っているので、
引き続きブックマークなどして読んでいただけると嬉しいです!

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